秀歌逍遥・かんぜおん



カテゴリ:[ 短歌/川柳/俳句 ] キーワード: 短歌 俳句


1243件の内、新着の記事から50件ずつ表示します。


[1258] ときどきの句

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月19日(木)05時59分27秒   通報   返信・引用

     ときどきの句



               百合峠だれも知らぬや夏に師父

               こけしひとつ温泉の精夏の旅

               入江きて山の教会の薄暑かな




[1257] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月18日(水)23時42分26秒   通報   返信・引用   編集済

       スズ句会      良秀


               ときに泄る嬰のパンツや夏座敷

               金魚の苦楚ゆらゆら沈下鎮もれり

               お婆との夏の会ありごめんちやい

               愛しかる函匱の首の腐る大暑

               慎ましく金借る弁や羅漢の汗



[1256] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月11日(水)10時58分12秒   通報   返信・引用

   歌会投稿歌 予定


             馬鈴薯は皮のままにて磨りつぶすクロケットはやすからぬあじはひなれ

             きよらかな刻のながれの積(かさ)にゐてあなたの指を戯るすさびよ

             ぷるぷると背(せな)をつたひて首のべに音爆ぜしたりわが愛(めぐ)し屁よ

             愛(かな)しかる首を函匱にゐるる首座半眼となり耽てゆくなり


             金魚の苦楚ゆらゆら落ちゆけり存るものとして鉢底に鎮もれる

             あが嬬は母ごの教へかひとあしくいちどもいはず心法つよし



[1255] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月 9日(月)00時26分20秒   通報   返信・引用   編集済

    たまさかの歌


             愛しかる首を函匱にかくす首座鬼哭の只管打坐なれば

             何ゆゑに函匱に生首隠するや首座の鬼哭の打坐愛しかり


             愛しかる首を函匱にゐるる首座半眼となり耽けてゆくなり



[1254] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月 7日(土)12時46分19秒   通報   返信・引用   編集済

     ときどきの句


              めぐしきや函匱の首の腐る小暑



[1253] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月 5日(木)16時59分7秒   通報   返信・引用   編集済

    たまさかの歌     小川良秀



            お尻をば巧みに上げて回転する紙のパンツの苦楚の泄るる

            うんこ放きくるくる廻るユウちやんよ紙パンツひと夜の子育て

            一声にしてやあと声はなつユウちやんなりいかなる生やいかなる苦楚や

            天然のこゑゐだし婆見て笑ふときどきの声ときどきの歓喜



            めぐしかる首を函匱にゐるる首座眸とじ涼しきこころに耽けゆく


            いかるるひじのかはなれ野を呑み稔るを乱壊し濁々と喘ぎ



[1252] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月 5日(木)11時18分33秒   通報   返信・引用   編集済

     ときどきの句


              お婆との夏の会ありごめんちやゐ

              ときに泄る嬰のパンツや春座敷



[1251] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 7月 5日(木)10時55分44秒   通報   返信・引用

     峰山短歌会


           ちさき口あけてねむるよ孫なれる槭樹(かへるで)わたる東風の寂かに

           うるはしききみの唇(くち)もていふものかうつくしきことふたたびあらずと

           獅子の腹噛みて死免がる縞馬のひとつの戦ひまなびけるかな

           古やしろこもれびゆれて空蝉のいだきたる狛寂かなりけり



[1249] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月28日(木)00時35分35秒   通報   返信・引用   編集済

        即吟


             穴     疑懼ひとつ穴の蛇なり舌ゐでて

             吸     吸血鬼に喰はる悟りや円座して

             愚     聖賢は大愚に通ず甚平なり

             酸     酸帯びる母の辣韭や母笑みて

             粘     粘菌の統べる死火山草の笛



[1248] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月21日(木)07時35分43秒   通報   返信・引用   編集済

       ときどきの句


               蜩や狛をいだきて鳴きにけり

               去勢さるる豚の悲鳴や夏闌ける

               たらちねの春の夢なり仏生むと



               ぶもの愛乗駕したまふや春の神

               棚田とぶ蛍の郷や神隠し

               初孫やおならをひつて春うらら

               三聖の果の即吟たのし薄暑なり

               鬼灯の赤き憐れび不具ひとり


               金魚の苦楚存るものとして沈下せり

               ひとつの点一の朦朧明けの春鴉

               草花を和紙に漉きたる春灯



               海上すべるますらをに生る夏の虹

               いたちきて亜麻色の香のうつる蔵







[1247] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月20日(水)23時29分58秒   通報   返信・引用

       スズ句会


              母見放くる春の丘なり千の風

              痒きところ掻きてやらんか春の猫

              盆灯籠ながれてあはし廻船橋

              岬とぶ飛魚のひかりや潮青し

              碧瀾の湖のひかりや東風わたる


              初孫やおならを放(ひ)つて春うらら

              蛍とぶ釧路湿原ながれあり

              棚田とぶ蛍の郷や神隠し



[1246] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月18日(月)17時18分6秒   通報   返信・引用

     アマリリスのふたつのはなは左右(そう)にむき背なかあはせのあのよとこの世   堀部知子


アマリリスの花をわたしはよく知らぬ。花弁が左右の背なかあわせのあのよこの世とはおもしろい視点である。いろいろと想像したくなる。



[1245] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月18日(月)17時08分11秒   通報   返信・引用

     ぷるぷると背(せな)をつたひて首のべに音爆ぜしたりわが愛(めぐ)し屁よ


この歌も王仁三郎の歌を添削したわたしの歌である。原歌は宗教の指導者として品格を欠くものであった。その原歌がないのである。いつか現れると思うが。



[1244] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月18日(月)16時49分53秒   通報   返信・引用   編集済

     ひとつの添削のこころみの例


       生前という涼しき時間の奥にいてあなたの髪を乾かすあそび    大森静佳

       きよらかな刻のながれの積(かさ)にゐてあなたの髪を戯るすさびよ   小川良秀                                                                    



[1243] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月18日(月)16時38分56秒   通報   返信・引用   編集済

     牛の背にゆふべのせられかへりにき田つくりをへし父にひかれて   小川良秀



わたしの小学生のころの思い出である。牛の背はもこもこうごいてなんともいえぬ心地である。牛は可愛い、家の中に小屋がつくられていた、廻って来いと言うと小屋を回る素直さがあった。



[1242] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月18日(月)16時23分41秒   通報   返信・引用

     おシャレしたかわいいママを見送ってパパは洗たく私はピアノ   松田わこ


よく新聞の歌壇の入選として彼女の歌を見ることができる。高校生らしい。愛らしく可愛く若者的で明るく楽しい歌なのである。歌が生き生きとしている。



[1241] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月18日(月)16時12分56秒   通報   返信・引用

     ベランダで鳴く子をくわえ逃げ行きし鼬の母の闇に残る眼   住友温子


子を守る鼬の母さんはたいへんである。強い母の愛を感じる。一瞬で闇にのこる鼬の眼にはもろもろの感情が籠っていよう。この刹那に詩のこころがやどるのである



[1240] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月17日(日)23時01分57秒   通報   返信・引用

     石段をのぼりて来ればたんぽぽの原に居眠る小さき観音   安田純生


情景がうるわしく牧歌的で、居眠る小さき観音、が良い。仏さんは半眼で眠っておられない。ある名があるような歌人なのだが仏が眠っているような歌をつくっていた、眠っていないのですよ。



[1239] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月17日(日)22時43分57秒   通報   返信・引用

     やわらかに陽はさしているつちのうえ母さんぼくのぼくの骨だよ   福島泰樹


素直で虚飾せずこころを歌っている佳品である。被災して子の骨を探す母なのであろうか、震災の。ぼくの、のリフレインが涙を落とさせる。



[1238] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月14日(木)10時26分25秒   通報   返信・引用

     声高にひよどりの啼くこのあした嘴から吐ける息白からむ   小川良秀


ひとつの写生である。こまかいところを見ている。息が白いのはよほど注意して見ねばわからない。息が白くでれば声も高かろう。はしからはけるいき、と読む。



[1237] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月14日(木)10時17分54秒   通報   返信・引用

     馬鈴薯は皮のままにて磨りつぶすクロケツトはやすからぬあじはひなり   小川良秀


クロケツトは仏語でコロッケのこと。フランスの生まれである。わたしの家は小さなジャガイモは皮のまま茹でてコロッケにする、この皮が入っているので旨いのである。買ったコロッケはやすからぬ味にならないのである。



[1236] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月14日(木)10時02分1秒   通報   返信・引用

     真裸となりて衾にはいりこむ﨟纈師の女夫でありし   小川良秀


わたしが二十歳ごろに聞いたことである。夫婦で寝るときはお互いに真裸になって寝るという。職業はろうけつ師でそのアルバイトしてて耳にしたのである。そういえばわたしの姉はひとつの布団で夫婦真裸で寝るという。



[1235] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月14日(木)09時46分31秒   通報   返信・引用   編集済

     驟雨して島をよぎりて生まれたるにはたづみにうつるちさき虹   小川良秀


虹が見えるのは雨の後の晴れたひとときであろう。虹は夢がありうつくしい、虹の橋を渡って夢を追うようである。




[1234] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月14日(木)09時22分3秒   通報   返信・引用

     雉鳥の睡りはとほきそのかみの女神の肌をしだり落つる夢   小川良秀


雉鳥の恋ははげしいものと聞く。かわたれに雉のけづめの濡れにけり こんな句をつくったことがある。女神の肌をしだり落つ夢、とは愛欲の世界であろう。



[1233] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月14日(木)09時08分18秒   通報   返信・引用

     妊りて太郎あるとき明時の母の夢にしほとけ坐せる   小川良秀


舟屋月虹、の主人公の浦島太郎の命の萌えそむる母の身ごもりである。わたしの母はわたしを身ごもったとき仏を産む夢をみた。わたしは僧で僧は仏の子である。



[1232] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月14日(木)08時55分50秒   通報   返信・引用

     終焉をさきみだるるなでしこのむらへとうつしやる浅黄斑は   小川良秀


アサギマダラが終焉に至っている。撫子の咲き乱るる叢にうつしやるのである。たったひとつの思いやりなのだがなにか深いものがある。



[1231] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月10日(日)16時30分25秒   通報   返信・引用   編集済

     ときどきの句


              古伊万里の遠つ世の鳥雷ひかる

              夏果菜薬かけられ衰へり



[1230] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 6月 7日(木)17時44分7秒   通報   返信・引用

     峰山歌会


      母と離るる安寿のやうに哭き果てて花子ねむらずわれもねむらず(犬の花子)

      母あればこの春の径をあゆまな皺のふかかる母の手繋ぎ

      断頭台(ギロチン)の刃(やいば)にたばしる血を顕たす花紋のくれなゐ王妃の寝台(ベツド)

      碧瀾の樹々はとざして湖青しあふげば富士の雪ひかりつつ
                                                                                                              



[1229] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月30日(水)09時05分17秒   通報   返信・引用   編集済

     ときどきの句


               母見放く春の丘なり千の風

               盆灯籠ながれてあはし廻旋橋

               野田川にながるるかすみ阿蘇もまた

               踏切や雪解水もと生るる草

               春雷に不具の耽るる鏡絵かな

               春雷や妻のはにかむ朝鏡

               きぎす鳴く峪風に入る嬰のこゑ

               岬とぶ飛魚のひかりや潮青し

               棚田とぶ蛍の郷や神隠し

               子の嫁や苺は赤し唇赤し

               蛍とぶ釧路湿原ながれあり

               啓蟄やうぶ毛つつまる背を展ばせ

               菜の花や加茂の流れの段差して

               碧瀾の湖のひかりや東風わたる




[1228] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月23日(水)17時42分38秒   通報   返信・引用

       即吟


              現     真央ちやんは現世の雛くるくると

              哀     碧瀾の湖のひかりや東風哀し

              景     寸景や母にあまへる春の嬰

              確     確固たる富士の高嶺の雪ありて

              慎     慎ましく金借る弁や春羅漢



[1227] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月22日(火)09時14分3秒   通報   返信・引用   編集済

     たまさかの歌


             うるはしききみの唇(くち)もていふものかうつくしきことふたたびあらずと

             天然のすなほさもてるあが妻よつまびく箏の調べありけり

             葬さいと法事いそしむ沙門とて仏の教へかくも金蔓

             妻ともに孫みる眸のうれしかりきよとんとするよ愛しかりけり

             ときめきて肌のふれあふよろこびのぬくもりやすらぎ果てたる眠り



[1226] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月17日(木)09時11分9秒   通報   返信・引用

     あが嬬は母ごの教へかひとあしくいちどもいはず心法つよし   小川良秀


わたしの妻は二度目の伴侶で京都の島原ちかくのお箏を生業とする家に生まれ生田流の箏の師範である。わたしの陶芸の女弟子の紹介である。クリスチャン2人、教師、歯医者の4人を介して結婚に至ったのである。職業ながら対人関係は良好なのだがなかなか頑固で頭が高い。夫婦関係は良好。感心するのは他人の悪口ひとつ聞いたことがない。



[1225] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月17日(木)08時46分36秒   通報   返信・引用

     さきの大戦に与してこのたびの稀有の鬼神の行に発て僧どち   小川良秀


与(くみ)して、発(た)て、読む。さきの大戦とは太平洋大戦で日本の敗戦である。与する、とは大戦に従ってということ。戦争に反対する僧に加圧した仏教界、東北大震災にどれほどの救済をしただろうか、肉寺は知らぬ顔である。



[1224] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月17日(木)08時31分4秒   通報   返信・引用

     金魚の苦楚ゆらゆら落ちゆけり在るものとして鉢底に鎮もれる   小川良秀


古い手帳に大分前につくったわたしの歌があった。苦楚(くそ)、鎮(しづ)もれる、と読む。いわゆる、ただごと歌であってなにかしら意味深長である。たしかに金魚の苦楚は存在感がある。



[1223] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月16日(水)17時14分42秒   通報   返信・引用   編集済

       スズ句会


               草花を和紙にすきたる春灯り

               ルリカケス毒蛇の森を翔びにけり

               赤絵ざら稚鮎天ぷら酒うまし

               浪の音鳥のさへづる奄美風

               月さして艶なるゆびや風の盆



[1222] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月12日(土)12時45分17秒   通報   返信・引用   編集済

     たまさかの歌


             ちさき口あけてねむるよ孫なれる槭樹(かへるで)わたる東風の寂かに



[1221] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月12日(土)12時39分17秒   通報   返信・引用

     ときどきの句


             ちさき口あけて眠るや孫に東風



[1220] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月 9日(水)23時40分26秒   通報   返信・引用   編集済

     ときどきの句


              春草の和紙にともれる灯りかな

              藍のバラ母の骨壺澄みにけり

              新緑の蘇鉄がきそふ奄美の島

              ルリカケス毒蛇の森を翔びにけり

              赤絵ざら稚鮎天ぷら酒うまし

              浪の音鳥のさへづる奄美東風

              春忘筌喜左衛門井戸威容なり

              馥郁とかほる八女茶や母の唇

              暑き日に筑紫もちそふウイスキーかな

              月さして艶なるゆびや風の盆

              石神やひとつのかなふ海女祭



[1219] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月 3日(木)09時57分45秒   通報   返信・引用   編集済

     たまさかの歌   小川良秀



              よくきけば孫のおならの放(ひ)る音か足蹴りつつこぶしにぎるよ

              碧瀾の樹々はとざして湖青しあふげば富士の雪ひかりつつ



[1218] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 5月 2日(水)22時55分11秒   通報   返信・引用

     峰山歌会     小川良秀


              いづくなる神の悠久あらしめてふかき江のいろ舟屋しづまる

              青島江に勇魚追ひこみ勢子どちの死をも怖れぬ血の海浄し

              真央ちやんは当世ゐでたるお雛さま氷蹴飛ばしくるくるくると

              猿どちに魂魄わからず父母(ぶも)の愛ふかく乗駕されり恩遇なれる



[1217] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月30日(月)00時21分19秒   通報   返信・引用

     ときどきの句


             初孫やおならを放(ひ)つて春うらら



[1216] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月25日(水)22時50分48秒   通報   返信・引用   編集済

        即吟


             暴     一つ目の台風暴れ死屍のこし

             嫉     雪ふりて富士絵描きたり嫉妬さる

             痒     痒きところ掻きてやらんか春の猫

             腋     腋甘し締めよとおらぶ春相撲

             改     懶惰して春の月にて改めらる



[1215] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月21日(土)00時15分29秒   通報   返信・引用

     妻を愛し歌にのこす君のこころ今なほ忘れがたかるなり   小川良秀


わたしが指導している歌会の中心人物が癌で死んだ。妻のことをよく歌にしていた。今度の歌会会場で経をささげたい。



[1214] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月20日(金)11時00分14秒   通報   返信・引用

     樹下に来て鴉は蝉をつつきおり呑みこみしとき鳴き声は消ゆ   吉川宏志


なんでもないただごと歌なのであるが、声が消ゆ、で沈黙の怖ろしさがある、死の尊厳であろうか。なんでもないことが珠玉を潜むのである。



[1213] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月20日(金)10時52分33秒   通報   返信・引用

     人の世の手放す時間ゆたかなる時のたっぷり 囲炉裏かこめば   玉井清弘


手放す時間、とは世のわずらわしきことから逃れて、の意だろう。囲炉裏の火は天然のこころと美である。安らぎがある。



[1212] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月20日(金)10時42分43秒   通報   返信・引用

     みなみ窓開け放たれてわれといふ夢が坐つてゐさうな校舎   福井和子


校舎でいろいろに学ぶ、そして世にはばたつ。みなみ窓だから明るい未来の窓というところか。すわる、に坐る
座る、があるのだが後者は一般人、前者は僧堂で坐る僧ととらえることができるので座るがよかろう。作者の声を電話で聞いたのだがこころよく人間らしい声であった。



[1211] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月20日(金)10時28分16秒   通報   返信・引用

     毀誉褒貶の埒外にもう出でたりと覚悟の自在か歌に毒あり   蒔田さくら子


このような心境であろうか、老おんな歌人なるは。歌はその毒は初期にあるのであるのだが。老いて角のない心境なるものと考えるのだが。



[1210] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月20日(金)10時19分5秒   通報   返信・引用   編集済

     天の川もわもわしろく性欲にとらわれること女子にもある よ   柳澤美晴


わもわしろく、吾も吾白く、の意。女子の性欲は男子よりも強いのではないのか。夜の営みに男性諸君が逃げることがある。一字空けはひとつの呼吸であって考えをもたらす。



[1209] 秀歌逍遥

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月20日(金)10時01分36秒   通報   返信・引用   編集済

     ひとりゐる静寂に波の音のあり恩寵のごとく歌の生れゆく   小川良秀


静寂(しじま)、生(あ)れ、と読む。だいぶ前につくった歌である。歌とは神のいつくしみのごとき計らいであろうか。歌人を詩人にさせて崇高なものにつくるのである。



[1208] かんぜおん

投稿者: 小川良秀 投稿日:2018年 4月19日(木)12時38分43秒   通報   返信・引用   編集済

        ときどきの句


                 家絶へて嫁なく薺不具が見る

                 慟哭の不具の自慰なり鬼灯あり

                 鬼灯の赤き憐れび不具ひとり

                 去勢さるる炎天の豚僧が瞠る


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